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多言語対応ディスプレイ導入!オリックス自動車、新千歳空港店と美栄橋駅前店で試験運用開始

(出典:オリックス自動車株式会社)

オリックス自動車株式会社は、外国人旅行客などへのサービス品質向上を目的に、13言語に翻訳対応する透明ディスプレイ「VoiceBiz® UCDisplay®」を新千歳空港店および美栄橋駅前店に順次試験導入することを発表した。このディスプレイの提供元はTOPPAN株式会社である。レンタカー店舗への本製品の導入は、全国で初めての試みである。

レンタカー業界は、アフターコロナの需要回復や円安進行の影響を受け、外国人旅行客のレンタカー利用が急増している。しかし、レンタカー店舗における車両の貸渡しや目的地へのルートの問い合わせなど、多言語で窓口業務に対応できるスタッフに限りがあることが課題となっている。

(出典:オリックス自動車株式会社)

今回試験導入される「VoiceBiz® UCDisplay®」は、ディスプレイを介して会話を行うことで、言語を音声で自動認識し、透明ディスプレイに即時に字幕表示する。高精度な翻訳エンジン機能により、音声入力だけでなく、キーボード入力による字幕表示も可能であり、聴覚や発話が難しい顧客に対してもスムーズに案内ができる。また、目線を合わせて会話することができるため、自然で円滑なコミュニケーションを維持しつつ、正確な情報提供や車両の貸渡しに伴う案内時間の短縮を実現する。

試験導入の概要としては、新千歳空港店では4月26日から5月10日まで、美栄橋駅前店では5月17日から5月30日まで、「VoiceBiz® UCDisplay®」を1台設置し、音声翻訳ディスプレイの実用性を試験する。このディスプレイは、TOPPAN株式会社が提供し、日本語を含む13言語に対応。英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)、インドネシア語、タイ語、ベトナム語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ミャンマー語、フィリピン語などが含まれる。これにより、幅広い国籍の旅行客に対応し、より包括的なサービスが提供される見込みである。

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