オリックス自動車株式会社は、沖縄県那覇市に位置する美栄橋駅前店で、「外国語対応専用カウンター」を新たにオープンした。この取り組みは、オリックスレンタカーにとって初の試みであり、訪日外国人観光客などの外国語を使用する顧客への対応を強化する目的がある。
レンタカー業界では、アフターコロナの需要回復により、外国人観光客のレンタカー利用が増加している。しかし店舗においては、日本で初めてレンタカーを利用する海外観光客への貸出説明が時間を要し、繁忙期の対応が課題となっていた。
今回新設されたカウンターでは、英語や中国語をはじめとする複数の言語に堪能なスタッフを常時配置し、外国語での接客を求める利用者専用の動線を設けることにより、スムーズなサービス提供を実現する。また、多言語に対応したパンフレットの設置や、待ち時間の短縮を通じて、すべての利用者の満足度向上を目指している。
さらに、オリックスレンタカーは、本年5月に美栄橋駅前店で試験導入された「VoiceBiz® UCDisplay®」を新設カンターに本格導入する。この翻訳ディスプレイはTOPPAN株式会社が提供し、13言語に対応する音声翻訳機能を持つ。言語の入力は音声またはキーボードで行え、入力された言葉を透明ディスプレイに表示することで、対面でのコミュニケーションを円滑にする。対応言語は日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)など全13か国語で、聴覚障害者や言語障害者にも対応可能な字幕表示機能が含まれている。