2024年3月13日、Pathfinder株式会社(本社:東京都板橋区、代表:小野崎悠介)および株式会社KX(本社:茨城県鹿嶋市、代表:小泉文明)は、東京と茨城県鹿嶋市間において新たな移動サービス「カタレン for カシマ」の実証実験を開始した。このサービスは、乗り捨て料金が無料で、片道での利用が可能なレンタカーサービスであり、鹿島神宮駅前と茨城県立カシマサッカースタジアムへの乗り捨てを可能とすることで、鹿嶋地域の観光振興と地域活性化を目指すものである。
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地方都市の発展には二次交通の充実が欠かせない要素である。鹿嶋市は、豊かな自然と歴史を有する鹿島神宮が存在する魅力的な都市であるが、観光スポットへのアクセスの不便さが課題となっていた。
「カタレン for カシマ」は、片道レンタカー事業を行うPathfinder株式会社と、カシマ地域での革新的なまちづくりに取り組む株式会社KXがその強みを活かして実現したサービスであり、訪問者に車でしか体験できない鹿嶋の魅力を提供することを目的としている。片道専用のレンタカーを利用し、もう片道は公共交通機関を使用することで、訪問者は鹿嶋地域を自由に周遊し、地元の飲食店で美味しい料理とお酒を楽しむことが可能となる。
サービスは完全非接触・非対面で、24時間利用可能であり、価格も4時間4,000円~と利用者にとって魅力的なものである。スマートフォンアプリを用いたキーシステムにより、利用者は簡単に車両の解錠や施錠を行える。また、カシマサッカースタジアムでのサッカー試合日には、スタジアム隣接の駐車場への乗り捨ても可能な特別サービスが提供される。
この取り組みは、「カタレン」プラットフォームを活用し、事業者の回送コストを削減し、一般ユーザーにも自由な移動体験を提供することを目的としている。これにより、地域内の観光振興と滞在時間の増加を促し、鹿嶋市の魅力ある観光地へのアクセス向上と地域の魅力を深く体験する機会が提供される。