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多言語対応の透明ディスプレイ、トヨタが都内3店舗に初導入

(出典:トヨタモビリティサービス株式会社)

トヨタモビリティサービス株式会社は、増加する訪日外国人観光客(インバウンド、以下IB)のレンタカー需要に対応するため、TOPPAN株式会社製の翻訳対応透明ディスプレイ「VoiceBiz®️UCDisplay®️」カラー版を都内の3店舗に全国で初めて導入した。

IBの増加と共に、レンタカーの需要が急増している中、言語対応の難しさが課題とされてきた。今回導入されたディスプレイは、音声やキーボード入力による多言語対応が可能であり、13言語に対応することでスムーズなサービス提供を目指す。店頭での車両貸渡や各種問い合わせにおいて、正確で迅速な情報提供が期待されている。

「VoiceBiz®️UCDisplay®️」カラー版は、音声またはキーボード入力された言葉を相手の言語に自動翻訳し、透明ディスプレイ上に表示する仕組みだ。受付スタッフは音声入力を、利用者は音声およびキーボード入力が可能で、聴覚障がいや言語障がいを持つ人々との円滑なコミュニケーションも支援する。このディスプレイは最新の翻訳アルゴリズムと言語モデルを備え、固有名詞や定型文の登録機能により翻訳精度も高められている。また、利用しない時にはサイネージとして情報提供ができ、視認性も向上している。

導入のポイントとして、母国語対応によるおもてなし向上、応対時間の短縮、業務負荷の軽減、そして感染症対策が挙げられる。母国語での対応により安心感が高まり、翻訳精度の向上でレンタカー貸渡時間の短縮も実現される見通しだ。さらに、非接触でのコミュニケーションが可能な透明ディスプレイは、感染症予防にも寄与する。

TMSは2024年7月、羽田空港国際線店で実証実験を行い、利用者からの評価を経て今回の導入に踏み切った。導入店舗は羽田空港(国際線)店、新宿三丁目駅前店、吾妻橋店で、IB顧客へのサービス向上が期待されている。

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