カーシェアプラットフォーム「Anyca(エニカ)」と、韓国の自動車メーカー「Hyundai(ヒョンデ)」で連携し、電気自動車「IONIQ 5(アイオニックファイブ)のカーシェアを、日本で初めて開始する。
IONIQ 5は、2022年にドイツカーオブザイヤーを受賞した、最新鋭の電気自動車だ。車両サイズは全長4635 mm ・全幅1890 mm ・ 全高1645 mm。ピクセル(四角)のパターンを随所に盛り込んだ、幾何学的でスタイリッシュなデザインが特徴だ。ベルトインドラレコを搭載しており、車両の前後に装着した高画質カメラによって、撮影した映像を保存・再生することができる。
内装には環境に優しいエコフレンドリー素材を採用。ステアリングやドアノブにはバイオ塗料を、ヘッドライニングやフロアカーペット部分にはサトウキビから抽出した繊維を、シートにはペットボトルを再生利用して作った繊維を使用している。
バッテリーは58.0 kWh と72.6 kw の2種類を搭載。満充電時の走行可能距離は、2WDでは「58.0 kWhバッテリー」で498 km、「72.6 KW バッテリー」で618 km である。
IONIQ 5は、Anycaの指定駐車場で搭乗できる。西銀座駐車場に6台、その他、都内各地のステーションに設置済みで、順次ステーションを増やしていく見通しだという。また現在、IONIQ 5と、1月に販売された水素燃料電池車「NEXO(ネッソ) 」 の1時間乗車無料キャンペーンが実施中だ。期間は2022年5月31日まで。
IONIQ 5の車両価格は479万円からだが、カーシェアであれば気軽に利用できる。環境に優しい電動車の利用は政府も推進しており、購入にあたって補助金を出している自治体もある。現状のネックは充電ステーションの少なさだが、今後改善されていくだろう。