アースカーが、中央グリーン開発が手掛けた千葉県船橋市の大型分譲地「グランマーレ船橋二和向台 カームライフ」に、住民限定のカーシェアリング事業プラットフォームを提供する。
「グランマーレ船橋二和向台 カームライフ」は、ポラスグループの中央グリーン開発株式会社(埼玉県越谷市)が 2021 年 4 月から順次供給している全 62 邸の大型分譲地だ。2021 年度 グッドデザイン賞を受賞した雨水貯留施設の上部公園や、石畳の散策路などの共有設備を敷地内に設けるなど、暮らしの中景色やモノなど、「シェア」する街づくりをコンセプトとしている。
カーシェアリング導入は、「グランマーレ船橋二和向台 カームライフ」の開発構想段階時点より組み込まれていた考えであり、分譲地内の専用スペースに ホンダN-BOX を 1 台設置した。住民サービスのため、利用料金は一般的なカーシェアリング、レンタカー 相場より安価に設定。清掃などの車両の管理は住民が行う。
戸建て分譲地における、住民限定のカーシェアリングの導入は、全国でも珍しい事例だという。
株式会社アースカー(東京都千代田区)が 2020 年より展開するサービス「earthcar」は地域やオフィスなど、コミュニティの中での利用を想定したサービスだ。「グランマーレ船橋二和向台 カームライフ」で提供されるカーシェアリングサービスでは、住民のみが閲覧できる予約サイト、車両のドアロックをスマートフォンで解錠・施錠するキーアプリ、支払いのクレジットカード決済システムなど、カーシェアリングサービスに必要な仕組みをパッケージで提供している。利用時のトラブルや事故の際は、アースカーのコールセンターが 24 時間対応。運営中のサポートも提供する。