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日本カーシェアリング協会「災害時返却カーリース」を、秋田信用金庫に6台納車 秋田県初

4月 23 日、一般社団法人日本カーシェアリング協会(宮城県石巻市)が秋田信用金庫(秋田県秋田市)に「災害時返却カーリース」で軽自動車 6 台を納車した。秋田県内での本サービスの導入は本件が初のケースとなる。また、金融機関として本サービスの利用を導入したのは石巻信用金庫に次ぐ 2 例目。

 

27 日にはセレモニーが行われた

一般社団法人日本カーシェアリング協会は 2011 年に、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市で設立した非営利組織だ。全国から寄付された車を活用した生活支援や被災地における被災者への自動車の無償貸出支援活動を行っている。

 今回協会が納車した 6 台の軽自動車は秋田信用金庫の牛島支店、港北支店、広面支店、仁井田支店、割山支店、自衛隊前支店に配備される。普段は営業車として活用され、災害の発生時には協会の要請に応じて、被災地支援のために速やかに返却されることになっている。

■ 災害時返却カーリース

災害時返却カーリースとは、平常時には安く車を利用することができ、自然災害発生時に協会からの返却要請があった場合は 10 日以内に車を協会に返却するという約束付きのカーリースだ。災害時に車を失った方に貸し出す車を早く集めることを目的としている。貸与する車は全て、協会の求める基準を満たした、寄付された中古車だ。ボンネットに協会のロゴステッカーが貼り付けてある。傷などがある車両もあるが、メンテナンスされており、全面禁煙となっている。
現在、災害時返却カーリースの契約台数は 48 台。協会は災害時返却カーリースを全国に 150 台配備することを目指し、活動を進めていくとしている。