4月25日。神奈川県の三浦半島にて、超小型BEVカー「COMS(コムス)」を使ったレンタカー事業「my-mo(ミューモ)」 のサービスがスタートする。
my-moは、三浦半島を盛り上げるために結成された自治体や企業のコミュニティ「COCOONファミリー」が主導しており、加盟事業者である京急電鉄、三浦観光バス、丸石自動車、山田酒店、湘南菱油が連携している。
当事業は、トヨタが開発した1人乗り用の超小型BEV「COMS」を貸し出すサービスだ。BEVとはバッテリー式電気自動車のことで、パックに充電した電気で走行する。エンジンを搭載していないため、二酸化炭素や窒素酸化物を排出しない点が特徴だ。my-moでは、COMSと地元の公共交通機関を組み合わせた移動環境を整備し、地域を挙げて環境問題に取り組む、持続可能な観光サービスの実現を狙いとしている。
COMSの操作方法は単純で、一般的なオートマチック車と大差はない。アクセルとブレーキはフットペダルで、ギアは「ドライブ」「ニュートラル」「リバース」の3種類しかないため、ペーパードライバーでも気軽に運転できる。
貸し出されるCOMSは計10台で、三浦海岸駅、三崎口駅、三崎港、横須賀中央の4ヶ所に設置されたポートでレンタル可能だ(事前の電話予約必須)。また、各ポートには1台、京急電鉄社員が2100系をモチーフにデザインした紅白のラッピング車両が配備されている。
京急電鉄が販売しているきっぷ「みさきまぐろきっぷ 三浦・三崎おもひで券」や「三浦半島まるごときっぷ 施設利用orお土産券」の購入で、1時間までCOMSを利用できる(※)。
※きっぷによって利用できるポートや時期は異なる。
トランシーバーの無料レンタルも行なっており、運転をしながら会話を楽しむことも可能だ。現在、オープニングキャンペーンが実施中で、「my-mo」に乗車している写真や、移動中に撮影した三浦半島の風景をハッシュタグをつけて Instagram に投稿すると、抽選で6名に三浦半島に関する商品が進呈される。キャンペーン期間は5月末までだ。