サイトアイコン RentaCarCast (レンタカーキャスト)

カーシェア会社が推進する「パーク&ライド」とは? 意味や活用事例を解説!

カーシェアの利用方法として注目をされている「パーク&ライド」について、具体的な事例を挙げながら解説していく。

「パーク&ライド」(直訳すると「駐車して乗車する」)とは、自動車で駅や停留場まで行き、最寄りの駐車場に車を止めてから公共交通機関に乗り換え、都心部へ向かうシステムをさす。元々はイギリスで生まれた概念で、当時から問題視されていた都市部での渋滞解消に貢献するのではないかと注目された。近年では、自動車の排出する二酸化炭素の量も削減できることから、環境問題への効果も期待されている。

「パーク&ライド」は、駅や停留所の最寄りに巨大な駐車場が設置されていることが前提だ。また普及にあたっては、駐車料金を無料、または低価格に設定し、利用へのハードルを下げる必要がある。欧米では自動車から乗り継ぐ機関としてバスが一般的だが、日本では鉄道を想定するケースが多い。そのため、各自治体が駅近くに駐車場を建設するなどの取り組みを実施中だ。つくば市〜秋葉原間を運行する「つくばエクスプレス」では、みどりの駅、万博記念公園駅、研究学園駅に駐車場が設置され、郊外に住む人の都心への通勤をサポートしている。

カーシェア業界でもパーク&ライドは早くから注目されてきた。中でも業界トップクラスのシェアを誇る「タイムズカー」は、地方都市に積極的にレンタカーやカーシェアのステーションを増設している。パーク&ライドは、交通機関が発達している都心への移動には便利だが、逆に都心から地方に移動する場合、駐車場が少ない点がネックとなる。タイムズカーでは、駅から降りて最寄りの駐車場からカーシェアをして目的地に向かう「レール&カーシェア」を推進中だ。