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【宮城県】仙台で“路上カーシェア”の実証実験が開始

宮城県の仙台市にて、地元のまちづくり協議会とタイムズモビリティ社が協力し、路上にカーシェアサービスのステーションを設置する実証実験が始まった。

出典:タイムズモビリティ

駐車場ではなく路上にカーシェアのステーションを設置するという、全国的にも珍しい試みが宮城県で始まった。場所は仙台市宮城野区の東八番丁通りで、JR仙台駅東口から徒歩6分の立地だ。

この実験は、「仙台駅東まちづくり協議会」とレンタカー事業を展開している「タイムズモビリティ株式会社」が協力して行うもので、仙台駅東口エリアの人流の活性化と、利便性の向上を狙いとしている。

カーシェアサービスのステーションは、一般的に駐車場の一角に設置されることが多い。しかし今回、あえて駅近くで人通りの多い「路上」にステーションを設けることで、より多くの人の利用を見込めるのではないかと期待されている。

利用方法はいたってシンプルだ。事前にタイムズモビリティのホームページから会員登録をしておき、スマホで日時を予約しておけば、24時間いつでも路上のステーションから車を借りることができる。料金は25分で220円から。

路上カーシェアはこれまで、東京の新橋と大手町の2カ所でしか行われていなかった。今回の仙台市の設置は全国で3番目、東北では初のケースとなる。

仙台駅東まちづくり協議会の菅野事務局長は実験に際し、「車を持たない人が多い」という昨今の事情に触れつつ、「街中・駅からすぐ近くにカーシェアサービスがあれば、働く皆様やお住まいの皆様がもっと便利に生活できるのではないか」とコメントした。

実験は2023年3月まで行われる予定で、ユーザーの利用目的や安全性などを検証した上で、本格的に導入するか否かを検討するとしている。