一般社団法人兵庫県レンタカー協会が、姫路市と「災害時における車両の貸渡に関する協定」を締結した。姫路市役所で締結式を行い、桐月忍一郎会長と舟引隆文防災審議監との間で協定書を取り交わした。
兵庫県協会では 2017 年に兵庫県警察本部との間で災害協定を締結しており、今回で 2 例目となる。
このような協定を結ぶことで、災害時に公用車が使えなくなった場合など、協定に基づいて簡単な利用手続きで車両を確保し、被害情報の把握や物資運搬などに使う車両を確保できる。
兵庫県の他にも、大分県と一般社団法人大分県レンタカー協会が 2 月 9 日、災害時のレンタカーの貸し出しに関する協定を結んでいる。
また、レンタカー協会ではなくレンタカー企業と直接協定を締結する自治体も多く、北海道室蘭市は 2 月 7 日に、災害が発生した際に物資の輸送などに求められる車両を優先的に借しだすとする協定を「トヨタレンタリース新札幌」と結んだ。
室蘭市であ、業務で利用する公用車の台数が徐々に減少しているといい、市内で災害が起きたときに、物資の輸送などに対応できるのか懸念が出ていた。「トヨタレンタリース新札幌」と協定を結ぶことで、災害時に同社に協力を要請して、市内にある同社の複数店舗から、車両を優先的に借りられるようになる。