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三重県大台町でトヨタカーシェア、1年間の実証実験開始

トヨタレンタリース三重(三重県津市)と三重県大台町が 1 年間、大台町に車を配置して「カーシェアサービス」の実証実験事業を行う。町の活性化を促すため、カーシェアの活用を促進する狙い。

三重県大台町での実証実験は 2月 1 日から開始し、2023 年 1 月末までの 1 年間実施する予定。大台町の役場に隣接する、町営駐車場に車両(トヨタのヴィッツ)を配備する。

観光や仕事のために電車やバスなどの公共交通機関を使い、大台町を訪れた人の移動手段としてのカーシェアリングサービスの有効性を検証する。また、ワーケーションを通じた関係人口の創出により、町の活性化にもつなげていく見込み。

自家用車が多くの住民の足となっている地方都市では、その地に普段住んでいない人が仕事や観光などで訪れた際に利用できる公共の交通機関が少なく、移動の足かせとなってしまう場合が多い。カーシェアリングの充実により、その問題の解決にもつながることが期待される。

■ 利用はアプリ「TOYOTA SHARE(シェア)」で

カーシェアを利用する際は、窓口などでやりとりする必要はない。自分のスマートフォンに専用アプリ「TOYOTA SHARE(シェア)」をダウンロードして、クレジットカードなどを設定するだけで利用できる。利用料金は 15 分 150 円(税込み、燃料代込み)からとなっており、車の予約や扉の解錠もスマートフォンで行うことができる。

■ 鳥羽市でも同様の検証実験 県内 3 例目

トヨタレンタリース三重は 2020 年に三重県鳥羽市で、三重県で初めてとなる同様のカーシェアリングサービスの実証実験を始めていた(鳥羽市の離島4島の住民らが本土を訪れる際の利用を想定)。トヨタレンタリース三重による実証実験は、大台町で県内 3 例目となる。