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別府市で湯けむりライドシェアGLOBAL始動 Uberアプリ導入でインバウンド対応強化

(出典:Uber Japan株式会社)

Uber Japan株式会社は、2025年4月28日に大分県別府市と連携し、海外観光客を主な対象とした公共ライドシェア「湯けむりライドシェアGLOBAL」において、Uberアプリの提供を開始した。これは、世界的な温泉観光地として知られる別府市のインバウンド対応力をさらに高める取り組みであり、観光客の移動手段の多様化を図るものである。

今回導入された公共ライドシェアは、タクシー会社が運行主体となる都市部中心の仕組みとは異なり、自治体やNPOが主導し、地域の交通空白地に柔軟な移動手段を提供する制度である。2023年の制度改正により、普通免許と自家用車を保有する住民も運転に参加できる環境が整備され、地域全体で移動課題を補完する仕組みが広がっている。

別府市では、この制度のもとUberアプリを活用し、24時間365日対応の移動サービスを提供する。これにより、観光客が公共交通の制約を受けずに、目的地まで円滑にアクセスできるようになる。さらに、Uberアプリは世界70カ国以上で展開され、約50言語に対応しているため、利用者は言語設定や支払い方法を変更することなく、いつも通りの操作で配車サービスを利用できる。

「湯けむりライドシェアGLOBAL」は、別府市内を出発または到着地とする区域で運行されており、観光客や住民の移動ニーズに柔軟に応える新たな手段として期待されている。特に公共交通が限られる時間帯やエリアにおいて、その効果が発揮されるだろう。

今回の別府市との連携は、地方自治体と共に次世代型交通モデルを全国へと展開するための布石である。今後も同社は、テクノロジーを活用した地域課題の解決に取り組みながら、日本各地に持続可能な移動の選択肢を広げていく考えである。

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