株式会社KINTO(本社:愛知県名古屋市)は、2024年1月18日から20日にかけて、運転免許を保有する20~30代、40~60代、70代以上の男女合計663名を対象に、「完全自動運転」に関する世代別比較調査を実施した。本調査は、IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」を用いてインターネット上で行われた。完全自動運転とは、「全ての運転操作を自動化した状態」を指す。
【関連記事】自動運転レベルとは?いまさら聞けない、自動運転技術をわかりやすく解説!
調査結果によると、完全自動運転の実現に対する期待は世代間で大きな差はなく、約50%の人が期待を示している。期待の理由としては、「自身の移動が楽・便利になること」、「高齢社会の移動支援」、「交通事故の削減・安全性の向上」が全世代共通でトップ3に挙げられた。また、完全自動運転によるライフスタイルの変化に対しても、各世代から様々なポジティブな回答が得られた。
一方で、完全自動運転に期待していない理由としては、「システムの誤作動やエラーが怖い」、「事故が起きた際の責任所在が分からない」、「交通安全の意識や知識の低下」がどの世代からも指摘された。
車内での過ごし方に関する質問では、20~30代は「飲食を行いたい」が最多の回答であったのに対し、シニアと40~60代は「車内から見える景色を楽しみたい」が最も多かった。車内に欲しい設備・装備としては、シニアと40~60代では「通信環境(Wi-Fiなど)」が、20~30代では「テレビ/モニター」が最も望まれている。
完全自動運転車の保有方法に関しては、全世代で「現金一括購入」が最も多く、シニアと40~60代では「サブスクリプションサービス」が2位となった。また、完全自動運転車を1日利用する際に支払っても良いと考える利用料については、シニアよりも20~30代の方が高い価格を設定しており、若年層の方がスポット利用に対する価値を高く感じていることが示された。
この調査は、完全自動運転の実現に向けた期待と懸念を、世代別に浮き彫りにしている。技術の進化と共に、完全自動運転車の普及が進むことで、未来のカーライフがどのように変わるか、さらなる期待が寄せられている。
株式会社KINTOは、自動車のサブスクリプションサービス「KINTO ONE」や「KINTO Unlimited」を通じて、新しいカーライフスタイルの提案を行っている。これらのサービスは、車両保険や税金などの諸経費を月額定額でカバーし、利用者が気軽にカーライフを楽しむことを支援している。