2024年4月15日、株式会社ヨコオ(本社:東京都千代田区、社長:徳間孝之)は、モビリティのシェアリングプラットフォームを展開する株式会社スマートバリュー(本社:大阪府大阪市、取締役兼代表執行役社長:渋谷順)との協業を発表した。この協業により、スマートバリューの提供する「Kuruma Base」に、ヨコオが開発した無人鍵開閉システムが導入され、新たなカーシェアサービスが拡販されることとなった。
スマートバリューは、10年以上にわたり法人向けテレマティクスサービスを提供してきた実績を持ち、それを活かしてモビリティ向けのシェアリングプラットフォーム「Kuruma Base」を展開している。そして今回の協業で車の鍵を受け渡すことなく、スマートフォンアプリで車の鍵を開閉できる「無人鍵開閉システム」が導入される。
これまでの「Kuruma Base」では、車載器とスマホをBluetooth®で接続し鍵の開閉を行っていたが、ヨコオ製のシステムではLTE回線を使用し、スマートフォン性能に依存することなくスムーズに鍵の開閉が可能である。また、車両利用時には純正キーを使用し、利用者は自家用車と同様の使い心地でサービスを利用できる。
今後は、カーシェアリング事業者のニーズに合わせて、Bluetooth®接続タイプとLTE回線を使用するヨコオ製の「無人鍵開閉システム」のどちらを搭載するか選択可能となる。
ヨコオは、1957年に自動車用ラジオアンテナを開発して以来、自動車用アンテナの技術を蓄積してきた。そのノウハウを活かし、「無人鍵開閉システム」を製品化し、中小規模のレンタカー事業者やカーシェア事業者、企業などに提供している。今後も自動車用アンテナ事業と合わせてMaaS向け事業を拡大し、スマートバリューとともに新たなサービスモデルを提供していく予定である。