大稲グループは、東京都の学生ベンチャー企業株式会社eMoBiが開発した電動トゥクトゥクのレンタルサービス事業「りとれん」を、8月16日より福岡市にてスタートする。
タイの民間タクシーとして知られるトゥクトゥクは、開放的でカラフルなデザインから近年日本でも注目を集めている。学生ベンチャー企業eMoBiが開発したBEVトゥクトゥクは3人乗りで、運転のしやすさと環境負荷の低さ、エンジン音の静かさが魅力だ。小型で裏道などでも小回りが利くため、福岡市大名地区の観光――スイーツ巡りやお土産巡りでの移動手段に適している。
貸し出しスペースは大稲大名パーキングで、8月末時点では10台を用意。料金は1時間2,500円、2時間4,000円、3時間まで5,000円となっている。受付時間は9時半から14時30分までだ。
大稲グループでは、今回のトゥクトゥクレンタル事業に合わせ、大稲大名パーキングにヴェルファイア等の高級ワゴンやロンドンタクシーを配置する。さらに大人数での割り勘でお得になる「糸島巡りツアー」など、新たなモビリティサービスの開発を通して地域の活性化を図っていく方針だという。
●「りとれん」とは
コロナ禍により「離」れてしまった人たちの想いを「連」ねていくサービス「りとれん(離と連)」として誕生した電動トゥクトゥクのレンタル事業。2022年より本格的に全国展開を開始し、現在、長崎県壱岐市、東京都千代田区、鹿児島県薩摩川内市、福岡県福岡市にてサービスを提供している。