「妖怪」を町おこしに取り入れている兵庫県福崎町が、河童のキャラクターをラッピングに採用した観光レンタカー「妖怪ガジpod」の運行をスタートした。
福崎町では、柳田國男が記した河童伝説をモチーフに、「妖怪」を活かした観光誘致に力を入れている。今回、同町が運行を開始する「妖怪ガジpod」は、人気の河童キャラクター「ガジロウ」を車体にあしらった小型電動自動車(EV)を貸し出すレンタカー事業だ。
利用料金は4時間まで3,000円。10時間まで5,000円。2日間で8,000円。土・日・祝日の予約制で、利用時間は8時から18時までとなっている。利用範囲は福崎町のほか、姫路市、市川町、神河町、加西市だ。
同市では今回の事業を、ゼロカーボン観光を目指すSDGsの取り組みの一環に位置付けている。地元民に愛される妖怪キャラクターを活用したサービスを提供することで、観光滞在時間をのばそうという試みだ。レンタカー事業の他にも、観光交流センターで3Dプリンタを使った妖怪フィギュア製造工程の公開や、妖怪ベンチをモチーフにしたミニチュアガチャを販売するなどの企画が進行している。
●「妖怪ガジpod」概要
利用料金:~4時間3,000円、~10時間5,000円、2日間8,000円
貸出時間:8時~18時
※土・日・祝日の予約制運行