一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)が 7 月 13 日から 9 月 8 日まで、災害時に寄付車を一定期間無償で貸し出して、被災者の生活再建の後押しをする活動のためのクラウドファンディングを実施する。
JAF は 2004 年から、地震や台風などの災害で被災した車両を迅速に排除したり、急増する利用者からの救援要請に対応するため、「JAFロードサービス特別支援隊」を組織し、被災地に派遣している。被災した車両には修理ができないものや、被災後に混乱した現地では修理に時間がかかることもあり、「車両がない」ことで困っている人を目の当たりにしてきたという。
災害が起きたときには、支援物資の買い出しや瓦礫の片付けなど、車は常に必要になる。
このような現状を踏まえ、JAFは「災害でクルマを失ってしまった人への生活再建に寄与できないか」と、このクラウドファンディング、『「被災時に車を無償で借りられる」明日の災害に備える仕組み』にご支援をを企画した。READYFOR で実施しており、目標金額は 300 万円。
このクラウドファンディングでは、集められた支援金を一般社団法人日本カーシェアリング協会に寄付して、カーシェアリング協会はクルマの維持や管理に関する各種活動に役立てる。日本カーシェアリング協会は、2011 年の東日本大震災をきっかけに活動を開始。被災者の日常を取り戻すために、その後も全国各地で起こる自然災害に対応を続け、これまで 1,500 件以上の車両を貸し出してきた。