JR東日本は、運営するMaaSアプリ「Ringo Pass」において、OpenStreet株式会社が提供するシェアサイクリングサービス「HELLO CYCLING」との連携を発表した。サービス提供開始は2022年3月29日から。
「Ringo Pass」とは、地図上でタクシー、シェアサイクルポートおよびバス停の位置が確認できるアプリ。また、アプリ上にSuicaのID番号とクレジットカード情報を登録することで、QRコードによるタクシー乗車中の決済予約や、Suicaによるシェアサイクルの認証、バスのNFCタグによる非接触支払いも可能となる。
同アプリで表示されるシェアサイクルポートは、これまでドコモ・バイクシェアが提供する約16,000台だった。今回のHELLO CYCLINGとの連携により、その数が約37,000台へと拡大する見込み。
アプリ上では、現在地付近にあるシェアサイクルを検索し、特定のポートをタップすることで、シェアサイクルの利用・返却可能な台数の状況を確認できる。利用する場合は、自転車前面にあるスマートロックの操作パネルの電源を押し、カードリーダーにアプリに登録したSuicaをかざすことで電子錠が自動で開く。
返却時も同様に、HELLO CYCLINGのラックに差込み施錠を行い、操作パネルから返却ボタンをタップすることで手続きが完了する。
利用料金は、毎月の月初に、前月の利用分が決済される。なお、利用モビリティに関わらず、同アプリの決済は全てクレジットカード払いに限定され、利用明細はメールで送付される仕組み。
連携開始を記念して、HELLO CYCLINGの初乗り料金が月5回まで無料になるキャンペーンが開催される。キャンペーン期間は2022年4月1日(金)〜2022年5月31日(火)返却分まで。エントリー不要で、対象期間中にRingo PassアプリからHELLO CYCLINGを利用すると自動的に適用される。なお、初乗り料金はエリアによって異なる。