徳島市では、地元企業など4社と連携し、公用車シェアリングの実証事業を開始したと発表した。
徳島市では、株式会社日産サティオ徳島、スカイレンタカー四国株式会社、J-ウィングレンタリース株式会社、株式会社スマートバリューの4社と連携し、市のSDGs推進をサポートする持続可能なまちづくりに取り組んでいる。今回の公用車シェアリング事業はその一環で、モビリティによる地域課題の解決や地域の活性化を目的としている。
具体的には、「スカイレンタカー・スマートサービス」のシェアリング車両を平日の公用車として5台提供し、その稼働・活用データをもとに、公用車としての利用可能性や必要台数を検討する。また、祝休日には一般開放して、交通インフラの改善に貢献するかどうかの確認も行うという。さらに災害が発生した際には、緊急時の物資運送手段として活用される予定だ。
今回の取り組みにあたり、日産サティオ徳島は「DAYZ」と「ノートe-POWER」計5台の提供と車両の保守・点検、スカイレンタカー四国は公用車シェアリング事業の運用全般、J-ウィングレンタリースは運用設計と運営の支援、スマートバリューはシステム全般の保守運営と、事業中のデータ集約・分析業務を担当する。
●「日産サティオ徳島」について
徳島市に本社を置く日産自動車の販売店。徳島市と包括連携協定を締結し、市内における地域モビリティに関する課題解決を推進している。
●「スカイレンタカー四国」について
日産サティオ徳島のグループ企業。「スカイレンタカー」ブランドとしてレンタカー事業を展開するほか、四国全域にてカーシェア・プラットフォーム「スカイレンタカー・スマートサービス」を提供している。
●「J-ウィングレンタリース」について
「スカイレンタカー」「ウイングレンタカー」の2ブランドを運営中。地域性やニーズに応じたブランド展開と独自システムにより、事業拡大を図っている。
●「スマートバリュー」について
社用車や公用車を管理するためのITサービスの提供や、モビリティ事業の立ち上げ・DX化を支援する取り組みを行っている。カーシェアの事業化を支援するプラットフォーム「Kuruma Base」を運営中。