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「FOMM ONE」とは?シェアリングサービスにも活用されるモビリティを紹介

株式会社FOMMは、世界最小クラスの4人乗り小型モビリティ「FOMM ONE」を開発・提供している。

(出典:株式会社FOMM)

インホイールモーターを核とした駆動設計技術と、小型モビリティに適したパッケージ設計技術により開発されたこのモビリティ。全長2585×全幅1295×全高1550、車両重量620kgと、超小型サイズでありながら、大人4人が乗車できる利便性が特徴的。また、運転者による踏み間違い事故を未然に防ぐ新操作系「ステアリング・アクセル」、水害が多い地域でも緊急時に水に浮き、水面を移動できる構造設計など、乗用車にはないメリットも魅力とする。

2021年春には、埼玉県・大宮およびさいたま新都心エリアで実施される「超小型EV シェアリングサービス」において、FOMM ONEが導入されている。

また、2021年秋には、環境省公募の委託事業「バッテリー交換式EVを用いた、物流分野におけるバッテリーシェアリングモデル検証」として、丸紅株式会社と共同でのFOMM ONEを用いた実証事業の開始が発表された。

同社ではFOMM ONE以外にもモビリティに関するさまざまなサービスを展開している。例えば、モビリティにまつわる様々な情報をクラウド上で統合管理し、​バッテリーの効果的な管理と安定したサービス提供を実現する「Battery Cloud」の開発や、小型電気自動車の量産に適した小規模生産工場「Micro-Fab」の展開を行っている。

「Micro-Fab」では、モビリティ産業そのものを世界各地に提供し、地域の経済発展に貢献することを目指す。実際に、2022年2月には、中国やマレーシアなどにおいてのFOMM ONEの製造・販売が決定した。

脱炭素化が叫ばれる現代において、日本・海外問わず、FOMM ONEのさらなる活用の広がりが予想される。