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「KINTO」とは?トヨタが提供するクルマのサブスクサービスを紹介

トヨタグループでは、同社のクルマをサブスクリプションで利用できるサービス「KINTO(キント)」を展開している。

(出典:KINTO)

KINTOは、車両の借用契約を交わすことで、月額固定料金でクルマをリースするというサービス。料金には、自動車税、自動車保険料、車検費用、メンテナンス・消耗品、故障修理代車の全てが含まれる。

インターネットから申し込みを行い、審査・契約を終えると指定の販売店で車両を受け取ることができる。契約から納車までの最短期間は1.5ヶ月。

プランは「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」の2種類が用意される。

「初期費用フリープラン」は初期費用無料、契約期間は3年、5年、7年から選択できるが、中途解約の場合は解約金が発生するというプラン。ただし、一定の手数料で次の車への乗り換えを可能とする「のりかえGO」というオプションサービスの利用も可能。また、免許返納時や海外転勤時は、解約金は発生しない。

「解約金フリープラン」は、初期費用が申込金として月額5ヶ月分相当発生するものの、無料でいつでも中途解約することができるプラン。契約期間は3年となる。

具体的な例を見てみると、KINTOで人気の車種「RAIZE」を初期費用フリープラン、7年契約、ボーナス併用払い、最安値グレード・パッケージで契約した場合、月額16,170円から利用できる。

KINTOは2019年にサービス開始が開始され、約3年後の2022年1月末時点で、申込件数は32,000件に達しているという。申込者の約4割は20〜30才代。ネットで申し込みが完了する手軽さと、年齢・等級に影響しない固定料金で割安にクルマを所有できることが若年層から人気を集めていると予想される。

今後は、走行データを分析し、好みの走りを実現しやすくするソフトウェアの更新サービス「パーソナライズ」の提供や、ライブ動画で商品を紹介する「ライブコマース」の実施、新型電気自動車「bZ4X」の取り扱いなども予定されている。

対象車種やサービスの拡充に伴い、更なる利用者の増加が見込まれるだろう。