(出典:株式会社アクティオ)
総合建設機械レンタルを手がける株式会社アクティオは、2025年7月10日より愛知県半田市にて建設車両の無人レンタルサービス「アクスポ」の運用を開始した。今後は全国への展開を予定しており、業界が直面する人手不足や業務効率化の課題に対応する新たな取り組みとして注目されている。
建設業界では、労働力の高齢化や若年層の就業者減少を背景に、人材不足が深刻化している。このような状況下で、マンパワーに頼らず効率的に車両を管理・運用できる仕組みの導入は喫緊の課題である。「アクスポ」はこうした現場のニーズに応えるサービスとして、無人での車両貸出・返却を可能にした。
(出典:株式会社アクティオ)
「アクスポ」は、事前登録と車両予約を行えば、365日24時間いつでも車両の利用が可能である。鍵の受け渡しは専用の管理機を介して行われ、会員カードまたはQRコードと運転免許証による認証で、指定の車両を無人で貸し出す仕組みである。早朝や夜間の対応も可能なため、業務効率の向上とコスト削減の両立が期待されている。
また、従来であれば休日出庫などに人員配置が必要であったが、アクスポの導入により、アクティオ側の時間外労働の抑制にもつながる。今後はカーシェアに限らず、他のレンタル商材への無人化システムの展開も視野に入れているという。
同社は「レンサルティング(レンタル×コンサルティング)」の知見を活かし、業界全体の課題解決に向けた支援を続けており、「アクスポ」はその一環として、効率化と働き方改革の両面から注目されるサービスとなるだろう。