(出典：パーク24株式会社)
パーク24株式会社は、2025年7月に全国で開設予定の新拠点を発表した。これらは、それぞれ「パーク＆ライド」および「レール＆カーシェア」が可能な施設として開設されるものであり、同社が推進する温室効果ガス排出削減への取り組みの一環である。
同社は「時代に応える、時代を先取る快適さを実現する」をグループ理念に掲げ、社会課題の解決に資するサービスの創出を目指している。とりわけ注力しているのが、公共交通とクルマを組み合わせた移動法による温室効果ガスの排出抑制である。
(出典：パーク24株式会社)
「パーク＆ライド」は、自宅からクルマで最寄駅まで移動し、駅近くの駐車場に車両を駐車して鉄道で目的地へ向かう仕組みである。2025年7月には東京都大田区の「池上駅北口」に9台分の時間貸し駐車場がオープンするほか、愛知県名古屋市の「竹橋町第5」では18台、兵庫県明石市の「明石本町第7」でも3台の駐車場が開設される予定で、「パーク＆ライド」に適した駐車場14件が開設予定である。
(出典：パーク24株式会社)
一方「レール＆カーシェア」は、鉄道で最寄駅までアクセスし、駅前のカーシェア車両を使って目的地まで移動するスタイルである。これらはクルマの走行距離を抑え、環境負荷の軽減に寄与する移動モデルとして期待されている。2025年7月には169件のカーステーションが開設予定で、千葉県船橋市の「タイムズ船橋本町第74」や、大阪市淀川区の「クレアート新大阪パシルーフ」など、多様なエリアでの利便性向上が図られる。
パーク24グループは今後も、ストレスのない移動環境と、持続可能な社会の両立に向けた取り組みを加速していくとしている。