(出典:株式会社ジョイカルジャパン)
カーリースという車の持ち方が、今改めて注目されている。株式会社ジョイカルジャパンが実施した調査によると、ディーラーでの車購入からカーリースに切り替えた経験者110名のうち、73.7%が「満足」と回答した。ライフスタイルの変化やコスト予見性の高さを理由に、従来の所有型から利用型へと意識がシフトしていることが浮き彫りとなった。
(出典:株式会社ジョイカルジャパン)
特に決め手として多かったのは、「維持費(税金・車検・保険など)がコミコミであること」(61.8%)や、「毎月の支払いが予測しやすいこと」(60.0%)である。購入よりも総費用が抑えられると感じている層も54.5%にのぼり、経済合理性の高さが評価されている。また、車検や整備を含むメンテナンスサービスの充実(63.0%)により、維持に伴う不安が軽減されていることも満足度の向上につながっている。
(出典:株式会社ジョイカルジャパン)
一方で、ディーラー購入には66.4%が不満を感じており、中でも「値引き交渉の煩わしさ」(68.5%)や「不必要なオプションの押し付け」「アフターフォローの不透明さ」が指摘された。商談のストレスや価格の不透明性がカーリースへの転換を後押ししていると考えられる。
カーリースの強みはそれだけにとどまらない。契約期間の柔軟性、オンラインで完結する手続きの簡便さ、走行距離や用途に応じた車種選択の自由度も高く評価されている。カーシェアと同様に「必要なときだけ車を使う」文化が浸透する中、利用者の声からも「所有しない自由」が確実に定着していることが伺える。
生活スタイルが多様化し、ライフステージの変化も激しい今、マイカーの“持ち方”を再考する人が増えている。今後はより多くの人が、自分にとって最も合理的で柔軟な車の利用方法として、カーリースやカーシェアを選択するようになるだろう。