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ソニー損害保険株式会社(ソニー損保)は、2024年7月に実施した「全国カーライフ実態調査」の結果を発表した。この調査は、18歳から59歳の自家用車を所有し、月に1回以上運転する男女1,000名を対象に行われたもので、自動車の安全運転に関する意識や装備の実態について明らかにしている。
(出典:ソニー損害保険株式会社)
調査によると、車を運転していて恐怖を感じることとして最も多く挙げられたのは「あおり運転による事故」で46.3%の回答者がこれを指摘した。次いで「高齢者・高齢運転者との事故」が46.0%、「ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故」が45.9%と続いている。特に、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故への恐怖は昨年よりも増加しており、4位から3位に上昇している。
(出典:ソニー損害保険株式会社)
さらに、安全運転支援機能の搭載状況についても調査が行われた。結果によると、ドライブレコーダーの搭載率は51.9%で、車線逸脱防止支援システムは41.4%、自動ブレーキは37.7%、定速走行・車間距離制御装置(ACC)は31.6%であった。特に、ACCの搭載率は昨年の28.2%から3.4ポイント上昇しており、ドライバーの安全意識の高まりが伺える。
(出典:ソニー損害保険株式会社)
ドライブレコーダーを選ぶ際に重視する点としては、「価格」が最も多く49.9%を占め、次いで「画質が良い」が38.3%となっている。また、ドライブレコーダーの平均価格は26,576円で、手頃な価格帯で購入できることがわかった。
今回の調査結果から、ドライバーの安全運転への関心が高まりつつあることが明らかになった。特に高齢運転者との事故やブレーキとアクセルの踏み間違い事故への恐怖が強調される中で、安全運転支援装置の搭載が重要であることが示されている。今後も安全運転支援機能の普及が進むことが期待される。