J.Dパワージャパン株式会社(以下J.D.パワー)が行った、「2022年カーシェアリング顧客満足度調査」において、トヨタシェアが総合満足度１位に輝いた。
J.D.パワーでは、CS(顧客満足度)に関する調査及びコンサルを行っている。今回、J.D.パワーが実施した「カーシェアリングサービス顧客満足度調査」は、2022年１月の時点で半年以内にカーシェアサービスを利用した人を対象に尋ねたもの。
利用目的についての質問では、「旅行」が38%で最多を占め、前年同時期と比べて５％増加した。次いで多かったのは「ドライブ」32%で、こちらも前年に比べて５％増加している。新型コロナウイルスのワクチンが普及し、旅行やレジャーの需要が回復傾向にあることが伺える結果となった。
カーシェアを利用する人のうち、マイカーを持たないユーザーは2020年までは35%以下に留まっていたが、2021年にはその割合が50%と半数に達し、2022年にも48%と大幅な増加傾向にあった。コロナの影響で公共交通機関が忌避される中、車を持たない免許保有者のカーシェア利用が増えたためだと考えられる。
９社を対象に行ったサービスの総合満足度調査では、「トヨタシェア」が741ポイントを獲得し、顧客満足度１位に輝いた。２位は「オリックスカーシェア」698ポイントで、業界平均は691ポイントだった。調査項目は「料金」「サービスメニュー」「車両」「予約」「コールセンター」の５つ。
カーシェアリングサービス顧客満足度調査は、年に１回、J.D.パワーが行なっており、今年で６回目の実施となる。実施期間は2022年1月中旬から下旬で、調査対象は直近半年以内にカーシェアサービスを利用した18歳から64歳。インターネット上で質問を行い、3,465人の有効回答が得られた。