株式会社スマートバリューは、モビリティに特化したIoTプラットフォーム 「クルマツナグ プラットフォーム」を提供している。
「交通事故、渋滞、大気汚染など、クルマにまつわる大きな社会課題をクルマの走行データを活用して解決する」というミッションを掲げるこのサービス。同社が2008年から商用サービスとして展開してきたモビリティ向けIoTサービスで培ったノウハウをクラウド上のプラットフォームに集約したものとなる。
具体的には、クルマから取得されるさまざまなデータクレンジング機能、データ変換機能、豊富なAPI、データを可視化する車載器「CiEMS」などを利用できる。
モビリティ事業者の「クルマツナグプラットフォーム」の活用例としては、以下が挙げられる。
- 車載機器などのIoT化
- 既存のシステムへのクルマのデータの反映
- クルマのデータを活用による新たなビジネスの創出
「車載機器等をIoT対応させたい」という場合、同サービスでは、様々な形式で送信される車載機器からのデータ変換をプラットフォーム側で実行することが可能。車載機器側でプラットフォームに合わせるのではなく、プラットフォーム側で合わせることができるため、既存のファームウェアを大幅に改修することなく、クラウドへ接続できるようになる。また、クルマという変動要素の大きい車載機環境での使用を想定し、各種ノイズデータをプラットフォーム側で排除するフィルタリングルールを新たに設定することも可能。
「既存のシステムにクルマのデータを反映させたい」という場合、同サービスを導入すれば車載機器等から取得したクルマのデータを様々なAPIにより、外部システムへ連携することができる。例えば、既存の配送管理システムに、クルマの走行データを実績値として連携させたり、営業管理システムの顧客訪問時間を自動集計するためにクルマの停車時間を連携させたりすることが可能となる。このように既存のシステムにクルマの走行データを連携させることで、既存のシステムの価値を更に高められる。
同社が保有するクルマに関するデータやデータを収集するプラットフォームとの連携などを通じて、新たなビジネスを創出できる可能性もある。例えば、同社のテレマティクスに必要な機能が全て搭載された車載器「CiEMS」を利用することで、更に顧客満足度を高めることもできるだろう。
「クルマツナグ プラットフォーム」で提供する昨日の詳細や問い合わせはHP(https://mobility.smartvalue.ad.jp/iot_platform/index.php)から可能。