(出典:GO株式会社)
札幌丘珠空港ビル株式会社、一般社団法人札幌ハイヤー協会、そしてGO株式会社は、2025年7月15日より札幌丘珠空港にてタクシーアプリ『GO』によるタクシー注文の実証実験を開始した。北海道内で空港対応としては2箇所目の事例となり、空港利用者にとってタクシーの利便性向上が期待される。
札幌丘珠空港は、札幌市中心部に近く、ビジネスや観光の拠点として利用者が増加している。2030年には滑走路の延伸やターミナルビルの拡張も予定されており、空港機能の強化が進められている。こうした背景のもと、今回の実証実験では専用の予約のりばを新設し、アプリ経由でのタクシー利用を円滑にする取り組みが導入された。
『GO』は、国内外の176カ国で利用されている日本最大級のタクシーアプリであり、配車から決済、領収書の発行までアプリ内で完結する仕組みが整っている。丘珠空港では、アプリでのタクシー注文時に乗車地として予約のりばが自動設定されるため、利用者はスムーズに乗車できる。アプリ内での決済は、複数のクレジットカードや電子マネーに対応しており、旅行者にとっても利便性が高い。
また、ドライバーにとっても乗車位置の明確化やアプリ決済による現金対応の削減など、業務負担の軽減につながる点が評価されている。のりばは空港東側に設置され、アクセスも容易となっている。
GO株式会社は、「移動で人を幸せに。」を掲げ、タクシー業界のDXを推進している。今回の丘珠空港での取り組みを皮切りに、さらなるエリア拡大や地方空港との連携を視野に入れており、インバウンド対応を含めた次世代モビリティサービスの展開が注目される。