出典:一般社団法人日本RV協会
一般社団法人日本RV協会(JRVA)が、全国に快適な「車中泊」を提供する「RVパーク」の設置を進めており、その数が400施設を突破したと発表した。この取り組みは、旅行需要の増加と共に車中泊への関心が高まる中、重要な役割を果たしている。
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「RVパーク」とは、JRVAが定める基準を満たした車中泊施設だ。2012年から、温泉、旅館、道の駅、遊園地などの様々な施設に対し設置が進められてきた。今回、福岡県の「RVパーク道の駅むなかた」や、大分県の「RVパーク 水流見(つるみ)」等13施設を追加し、全国で400施設を突破したという。
出典:一般社団法人日本RV協会
新規認定された「RVパーク道の駅むなかた」は、10月14日にオープンしたばかりだ。川沿いの見晴らしのいい場所にあち、プライベート空間を確保できる区画も提供。また、九州最大級の売上を誇る道の駅と併設されていることも大きな特徴だ。玄界灘の荒波で揉まれた活きのいい天然の魚や、宗像の自然の恵みで育まれた農産物等、福岡の名産品が楽しめる。
出典:一般社団法人日本RV協会
JRVAは、車中泊を「どなたでも利用できる安全かつ快適な場所」として認知を広げることを目指している。アメリカの車中泊文化に倣い、日本独自の取り組みを進めている。日本では車中泊が一般的なライフスタイルとしてまだ確立されておらず、違法行為やマナー違反とされることもあったが、JRVAの活動により、環境が改善されつつある。
また、JRVAは「RV-Park.jp」という専用の予約サイトを運営している。このサイトでは、事前決済機能や施設検索機能を備えており、新規に認定されたRVパークや季節に応じたおすすめのRVパークの情報を提供している。
これらの活動は、日本にキャンピングカー文化を根付かせることを目的としており、車中泊がより快適で安全になることで、新たな旅行スタイルが日本で広がることが期待されている。