(出典:OpenStreet株式会社)
鎌ケ谷市は、OpenStreetおよびモビリティプラットフォームとの三者により、「鎌ケ谷市シェアモビリティ事業に関する基本協定」を締結し、国内最大級のシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」の導入を開始した。本事業は、市内交通の利便性向上および近隣自治体との連携強化を目的としており、持続可能な都市交通の実現に向けた新たな一歩である。
「HELLO CYCLING」は、専用アプリから会員登録を行うことで、自転車の予約から決済まで一貫してスマートフォン上で完結できる。全国約10,600カ所に設置されたステーションにより、広域での利便性も高く、利用者数は437万人を超えている。
今回の提携で、新鎌ケ谷駅南口や鎌ケ谷市役所、福太郎アリーナなどの公共施設28カ所に「HELLO CYCLING」のステーションが設置された。また、近隣の松戸市や柏市にも同サービスのステーションが展開されているため、市境を越えた移動にも対応しており、通勤・通学・買い物など日常の移動が一層スムーズとなる。
協定期間は、2025年3月14日から2029年3月31日までであり、鎌ケ谷市は公有地の提供や関係機関との調整、ステーションの電源確保等を担っている。一方、OpenStreetはプラットフォームと機器の提供、運営パートナーとの調整を行い、モビリティプラットフォームは施設や機材の整備・維持管理、ステーションの運営を担当している。
本取組により、地域内の回遊性向上、環境負荷の軽減、健康促進といった多角的な社会課題の解決が期待される。OpenStreetおよびモビリティプラットフォームと連携したシェアモビリティの推進は、今後の持続可能な都市づくりに資するものである。