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名古屋の基幹バスに次世代車両登場 EV・燃料電池バス運行開始へ

投稿日 : 2025.03.07

愛知県

モビリティ

EV・エコカー

(出典:名古屋鉄道株式会社)

名鉄バスは、2025年3月10日より名古屋市内の基幹バス路線において、いすゞ自動車製のバッテリーEV大型バス「エルガEV」1台と、トヨタ自動車製の燃料電池バス「SORA」1台の営業運行を開始する。これは、同社が進める環境負荷低減への取り組みの一環であり、地域の脱炭素化に向けた新たな一歩となる。

名鉄バスはこれまでも、小型EVバス2台、大型EVバス1台、ハイブリッドバスなど、環境に配慮した車両を積極的に導入してきた。今回の新車両の投入は、持続可能な社会の実現を目指す同社の方針に基づくものであり、公共交通機関におけるゼロエミッション化の推進を加速させる狙いがある。

(出典:名古屋鉄道株式会社)

「エルガEV」は、国産初のバッテリーEV大型バスであり、完全フルフラットの車内フロアを採用。これにより、混雑時の移動の円滑化や、段差による転倒事故の防止が期待される。

(出典:名古屋鉄道株式会社)

一方、「SORA」は、ノンステップエリアに未使用時には自動で格納されるシートを設置し、ベビーカーや車いす利用者がスムーズに乗降できるユニバーサルデザインを採用している。これらの機能により、より多くの利用者が快適に移動できる環境が整う。

新車両の運行は名古屋中央営業所(名古屋市中川区清船町2-1-6)を拠点とし、名古屋市、長久手市、瀬戸市、尾張旭市を結ぶ基幹バス路線で行われる。また、運賃制度についても既存のものと変わらず、高齢者向けの敬老パスも利用可能である。

車両のスペックとして、「エルガEV」の乗車定員は67名(着席19名)+運転士1名、「SORA」は77名(着席19名)+運転士1名となっており、いずれも都市部の交通需要に対応できる仕様となっている。

名鉄バスは今後も環境負荷の少ない車両の導入を進める方針を示しており、持続可能な公共交通の実現に向けた取り組みを強化していく構えである。

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