(出典:エムケイ株式会社)
エムケイ株式会社(以下「MK」)は、2024年6月5日、日本で初めてメルセデス・ベンツの電動車「EQE」をタクシー車両として導入した。この車は、メルセデス・ベンツのエンジン車「Eクラス」に相当するミッドサイズのビジネスセダンであり、「ワン・ボウ」と呼ばれる未来的なシルエットデザインを特徴としている。さらに、メルセデス初のEV専用プラットフォーム「EVA2」を搭載し、車内空間を広げることで快適性を向上さている。(出典:エムケイ株式会社:導入する「EQE」の車内)
「EQE」の航続距離は約620kmで、これにより無充電で終日営業が可能となっている。また、高性能フィルターによる空気清浄機能や電気自動車特有の静粛性など、ラグジュアリーかつ快適な移動体験を提供している。これはMKが目指す排出ガスを一切出さない電気自動車や燃料電池車を指すZEVを2030年までに全車に導入するという目標に寄与するものである。
初乗運賃は1キロごと500円で、加算運賃は279メートルごとに100円である。車種指定料金は2000円で、京都のMK専用乗り場から乗車可能だ。
MKは1960年の設立以来、タクシー・ハイヤー、整備、トラベル、アミューズメントなど多岐にわたる事業を展開しており、全国8都市でタクシーサービスを提供している。2024年3月にはENEOSホールディングス株式会社、アメリカのスタートアップ企業ample社と共同でバッテリー交換式ステーションの実証実験を開始しており、持続可能な移動手段の実現に向けた努力が続けられている。