
(出典:レジル株式会社)
レジル株式会社は、パーソナルモビリティの開発・提供を行うWHILL株式会社と共同で、集合住宅における近距離モビリティの実用性を検証する概念実証(PoC)を開始する。実証は2025年12月7日より、神奈川県横浜市の集合住宅「ゼファー横濱サウサリート神之木公園」にて実施される。
近年、日本では高齢化や人口減少を背景に地域の公共交通網が縮小し、日常生活における「ラストワンマイル」の移動負担が顕在化している。特に集合住宅では、高齢者や妊娠中の方、子育て世代など、多様な住民が敷地内外の短距離移動に課題を抱えるケースが少なくない。加えて、脱炭素社会の実現に向け、CO2を排出しない移動手段への期待も高まっている。
本実証で活用される近距離モビリティは、免許不要で歩行領域を走行できる電動移動手段である。高齢者の買い物や通院時の移動負担軽減、妊娠中の方の安全で快適な移動支援など、日常生活の質向上への寄与が期待されている。また、平常時の移動支援にとどまらず、停電時には車両のバッテリーを活用して携帯端末の充電が可能であり、防災面での機能も併せ持つ点が特徴だ。
実証期間は2025年12月7日から2026年2月28日までで、WHILLのModel C2およびModel Rを計4台導入する。利用料金は実証期間中無償とし、専用アプリまたは管理員経由での予約貸出を行う。レジルは本実証を通じて、利用状況や住民ニーズを把握し、集合住宅向け付加価値サービスとしての展開可能性を検証する。
レジルはこれまでも、マンション防災サービスやEVオンデマンドバス、EVカーシェアなど、モビリティとエネルギーを組み合わせた取り組みを進めてきた。今後も異分野との連携を通じ、移動・防災・脱炭素を横断するソリューション創出を目指すとしている。