福島県とANAおよびANAあきんどは、MaaSを活用して福島空港の二次アクセスの利便性向上を図るための包括的な連携を開始すると発表した。
具体的には、航空機の利用者とバス、タクシー、レンタカー、無人貸出レンタカー、カーシェアといった交通機関をシームレスに結びつけ、効率よくかつ便利に利用できるようにすることで、福島空港利用の利便性を向上させる。MaaSにおけるANAグループと自治体との包括的な連携はこれが全国で初めてだという。
ANAが提供する経路検索サービス「空港アクセスナビ」と空港リムジンバス、乗合タクシー、無人貸出レンタカーなどを連携させることで、空港と市街間の経路検索から、バスの乗車券の事前購入およびデジタルチケットによる乗車券利用、タクシー予約などが可能となる。さらに、福島空港のホームページと各種機能を連携することにより、経路検索や乗合タクシーの予約もできるようになる。
レンタカーについて、連携の対象となるサービスはトヨタレンタリース新福島、日産カーレンタルソリューション、オリックス自動車、タイムズモビリティ。トヨタレンタカーが提供する「チョクノリ！」や日産レンタカーが提供する「セルフライドゴー」、オリックスの「オリックスカーシェア」、タイムズの「タイムズカー」などをシームレスに利用できるようになる。なお、日産、オリックスは 10 月下旬連携予定。連携は10月13日から開始している。
乗合タクシーとの連携開始は10月20日から、空港リムジンバスとの連携開始は11月上旬からの予定。