5月23日。日本カーシェアリング協会は JU 岩手(岩手県中古自動車販売組合)と災害時、被災者に車を無償で貸し出す活動に協力する協定を結んだ。
調印式では日本カーシェアリング協会の吉澤武彦代表理事と JU 岩手の小原隆孝会長が同席し、協定書にサインを行った。日本カーシェアリング協会では、災害時に被災者の移動手段として車を無償で貸し出す「災害時返却カーリース」を行っている。協定では、災害が発生した際、いち早く被災者に車を届けられるよう、日本カーシェアシェアリング協会が JU 岩手に加盟する県内の中古自動車に車両提供を呼びかける内容などが記されていた。
小原会長は調印に際し、「安心して暮らせる社会の実現に協力したい」とコメントした。JU岩手では現在、県内の84の事業者が加盟しており、公式サイトでは中古車に関するQ&Aやノウハウなど、中古車の購入に役立つ情報の提供を行っている。
●「災害時返却カーリース」とは
日本カーシェアリングが行なっている、災害時に車を集めるための取組み。災害が起こった際、10日以内に返却することを条件に低価格で車を貸し出す。返却された車は被災地に運ばれ、被災者や支援団体に無償で貸し出される。