CHANGE FOR THE BLUE in 北海道実行委員会が、9 月から行った観光客のポイ捨てごみ削減および観光誘客を目指す実証実験「レンタカーでごみゼロキャンペーン」にて、参加者の 60% 以上が「海洋ごみの 80% が陸地由来のもの」と知らなかったと回答したと発表した。
「レンタカーでごみゼロキャンペーン」は、CHANGE FOR THE BLUE in 北海道実行委員会が 9 月 22 日から 10 月 7 日の 2 週間、ニッポンレンタカー北海道と連携して行った。日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環としての開催だ。
北海道に遊びに来る観光客に「ごみ拾いと同時にごみのポイ捨てをせず、きちんと捨てることが大切」だと実感してもらうことが目的だ。観光客の海洋ごみ問題への意識向上を図り、一連の取り組みによって誘客効果があるのかについて実証実験を行った。
その他の主な実証実験結果は、以下の通り。
・大半の参加者が普段から「マイボトル」や「エコバック」を使用する
・「海洋ごみ問題」の存在は知っているが「海洋ごみの8割は陸地から」という事は知らなかった人が多い
その他にも、「ドライブ中に海洋ごみについて子供と話すことができた」「海外でもこのキャンペーンをやってほしい」「ごみ拾いなど積極的に参加したい」などの回答が寄せられたと言う。
CHANGE FOR THE BLUE in 北海道実行委員会によると 2023 年度は道内複数の空港で、この企画の拡大版を実施する予定だ。