一般車社団法人日本カーシェアリング協会(以下JCSA)と一般社団法人日本人自動車連盟(以下JAF)は共同し、災害時に車を一定期間無料で貸し出す活動のためのクラウドファンディングを開始した。
自然災害時には車両も被害を受け、物資や倒壊した家屋の破片を運ぶ車両が不足する事態が起こる。JCSAは東日本大震災をきっかけに発足した非営利団体で、災害発生時に車両を無償で貸し出す社会貢献活動を行ってきた。また、JAFではロードサービス特別支援隊を結成し、災害時における車両の故障救援に当たっている。
JCSAが貸し出す車両はすべて寄付で募ったものだ。そして今回、JCSAとJAFが協力し、「寄付車の無料貸し出し支援活動(モビリティ・レジリエンス)」への支援を求めるクラウドファンディングをスタートした。
モビリティ・レジリエンスとはJCSAが作成した造語で、モビリティ(交通手段)のレジリエンス(回復力)を意味し、被災時の車両トラブルを解決するための取り組みを指している。
実施期間は2022年7月13日から9月8日までで、目標金額は300万円。寄付は3,000円から可能となっている。集まった寄付金は災害支援活動で活用する寄付車の維持管理費と、被災地まで車を運ぶ運送費に充てられる予定だ。
●クラウドファンディング概要
「被災時に車を無償で借りられる」明日の災害に備える仕組みにご支援を
期間:7月13日(水)~9月8日(木)
目標:300万円
用途:1.災害支援活動で活用する寄付車の維持管理費
2.被災地まで車を運ぶ運送費