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ニセコの新しい交通サービスエアシェア「DRIVA」とは?

投稿日 : 2024.05.10

北海道

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(出典:株式会社エアシェア)

北海道の国際的なスノーリゾートであるニセコにおいて、地元企業であるエアシェアが利用者とレンタカー、そしてドライバーをマッチングする新たなサービス「DRIVA(ドライバ)」を提供している。これにより、地域のタクシー不足を補完し、公共交通の利便性向上を図っている。

利用者はオンライン上でレンタカーとドライバーを時間単位で契約し、利用する。タクシー運転手などに必要な第2種運転免許を持たない人でもドライバーとして登録できる。

ニセコエリアのホテルや飲食店が代理店となり、利用者は出発地や目的地を指定して、車種とドライバーを選択する。利用料金はレンタカー事業者やドライバーが自由に設定できる。人件費が高騰する冬季のニセコでは、料金は1時間あたり1万円強が中心である。

このサービスは2023年から2024年の冬季シーズの実証実験が終了し、今後は2024年の夏季以降の道内実証実験第2弾を予定している。

エアシェアは航空機のシェアリングサービスで培ったノウハウを活用し、陸上輸送での事業にも進出している。このサービスは地元企業のマイノリズムとの協力により詳細が詰められ、今後はニセコ以外の地域でも展開される予定だ。

タクシー不足が深刻化する中、この新サービスは地域交通の維持に貢献するだけでなく、観光客の満足度向上にも寄与する。今後は他の地域や貨物輸送分野でも同様のマッチングサービスが検討されており、地域の足としての役割が期待されている。

現在、札幌市を含むいくつかの場所でレンタカー業者が約10台の車両を提供し、ドライバーは約20人ほど登録している。今後はニセコ以外の地域でも同様のサービスを提供することを検討しており、将来的には個人所有の車両も登録できるようにする予定である。

公式サイトはこちら

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