(出典:カルモマガジン)
ナイル株式会社が提供するマイカーのサブスクリプションサービス「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、家計管理を担う1,130名を対象に、自家用車の月々の費用実態についてインターネット調査を実施した。調査期間は2025年2月10日から27日で、有効回答数は860に上った。
(出典:カルモマガジン)
調査の結果、自家用車の月間維持費は「10,000~20,000円未満」が最も多く、38.1%を占めた。また、「~10,000円未満」が27.8%、「20,000~30,000円未満」が18.6%と続き、30,000円を超える層は少数にとどまった。
(出典:カルモマガジン)
また、年齢層別にみてみると、30,000円以上かかっている層では20代が最多であり、逆に60代以上では「10,000円未満」が最多であった。これは、若年層が移動距離や使用頻度が高いことや、車種・保険料の選定に差があることが背景にあると推察される。
(出典:カルモマガジン)
さらに、車にかかる費用について予算との乖離を問う調査では、「予算より低い」9.1%、「ほぼ同じ」66.4%という結果となり、7割以上が予算内に費用を収めていることがわかった。一方で「予算より多い」と回答した層では、ガソリン代や車検費用に対する負担感が顕著であった。
(出典:カルモマガジン)
費用削減に向けた取り組みについての質問では、約半数が「何らかの対策を行っている」と回答。中でも「エコドライブ」や「安いガソリンスタンドの活用」など、ガソリン代の節約に関する工夫が多数を占めた。加えて、「ネット保険の利用」「保険範囲の見直し」「セルフメンテナンス」など、幅広い対策が挙がった。男女間の傾向にも差があり、男性は運転方法やメンテナンス、女性は「使わない」など使用頻度の抑制による削減を選ぶ傾向が見られた。
本調査を通じ、自家用車の維持費の中でも、ガソリン代が最も負担かつ削減しやすい費用であることが明らかとなった。現在では、車の所有形態も多様化しており、カーリースのように月額定額で利用できるサービスが注目されている。経済的負担と移動の自由を両立する手段として、今後ますます注目が集まると考えられる。