(出典:環境省)
パーク24株式会社は、自社の会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に実施した「ガソリン価格」に関するアンケート調査の結果を公表した。調査結果によれば、近年のガソリン価格の上昇に伴い、消費者の価格感覚やクルマの利用行動に変化が生じていることが明らかとなった
(出典:パーク24株式会社)
レギュラーガソリンの価格帯について、「高い」と感じる水準として最も多かったのは「150円以上」であり、これは3年連続で最多の回答となった。2018年には41%の人が「130円以上」を高いと感じていたのに対し、2025年にはその割合が6%にまで減少しており、ガソリン価格の高騰が消費者の感覚に与える影響の大きさがうかがえる。
(出典:パーク24株式会社)
ガソリン価格がクルマの利用頻度に与える影響については、毎日クルマを使う人の56%が「変えたいが、変えられない」と回答した。一方で、月に1回以下の利用者では「変わる」「価格によっては変わる」の合計が57%にのぼり、利用頻度の高低によって行動変容の余地に差が出ている。
(出典:パーク24株式会社)
ガソリン代を節約するための工夫としては、「会員割引やカード特典の活用」が62%で最多であり、次いで「安いスタンドの検索」50%、「エコドライブの実践」40%と続いた。若年層は安価なスタンドを重視する傾向があり、年齢が上がるにつれて割引や特典を活用する傾向が強まることも分かった。
今後は、原油価格の下落や政府による段階的な価格引下げが期待されるものの、燃料費による家計の負担は続くと考えられる。こうした中で、急加速を避ける、荷物を減らすといったエコドライブの実践は、節約と環境配慮の両面で効果を発揮する。日常的な運転習慣を見直すことが、今後さらに重要になっていくだろう。