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2024年第一四半期カーシェアリング市場分析:主要5社ステーション数3.8%増、車両台数も5.1%増の50,528台に

投稿日 : 2024.05.17

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コラム・レポート

カーシェア

カーシェアの情報比較サイト「カーシェアリング比較360°」が発表したデータによると、2024年第一四半期(1月~3月)のカーシェアリング市場は、2023年第四四半期と比べ、ステーション数は増加傾向にあり、車両台数は50,000万台を突破と成長を続けていることがわかった。

(出典:カーシェアリング比較360°) 「サービス提供会社別ステーション数推移(主要5社 2024.1~3)」

主要5社のステーション数の推移を見てみると、2023年12月末に比べて3.8%増加し、23,992箇所となった。トップの「タイムズカー」は805箇所、「カレコ・カーシェアリングクラブ (現:三井のカーシェアーズ)」は140箇所、「カリテコ」と「ホンダエブリゴー」はそれぞれ16箇所増加し、堅調に成長している。一方で、「オリックスカーシェア」はステーション数が88箇所減少した。

(出典:カーシェアリング比較360°) 「サービス提供会社別車両台数推移(主要5社 2024.1~3)」

各社の車両台数の推移に関しても、2023年12月末に比べ5.1%増加し、50,528台となった。「タイムズカー」は2,366台増加し、「カレコ・カーシェアリングクラブ (現:三井のカーシェアーズ)」は256台増加した。「カリテコ」と「ホンダエブリゴー」もそれぞれ16台と9台増加している。一方で、「オリックスカーシェア」は131台減となり、減少傾向となった。

(出典:カーシェアリング比較360°) 「都道府県別ステーション数推移(主要5社 2024.1~3)」

また全国のステーション数については、前期から889箇所増加した。都道府県別にみてみると、首都圏では、東京都が147箇所、神奈川県は95箇所、埼玉県は93箇所、千葉県は76箇所増加した。近畿地方でも大阪府が76箇所、兵庫県は23箇所増加した。

(出典:カーシェアリング比較360°) 「都道府県別車両台数推移(主要5社 2024.1~3)」

全国の車両台数においても、前期から2,516台増加した。都道府県別に見てみると、東京都は199台、神奈川県は320台、埼玉県は219台、千葉県は147台増加した。首都圏以外の地域でも、大阪府は307台、京都府は179台、静岡県は130台、愛知県は169台、福岡県は180台とそれぞれ増加しており、首都圏以外での都市部でも増加の傾向がみられた。

今回のデータから、カーシェアリング市場は引き続き拡大しており、特に都市部での成長が著しいことが分かる。カーシェアリングは、比較的簡単に利用できること、15分などの短時間から長時間まで、必要なときに必要なだけ借りられる利便性が評価されている。今後はさらに、環境負荷の低減や利便性向上に寄与するサービスとしてますます注目されるだろう。

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