国内最大級の子ども向けお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディが、同社の「いこーよファミリーラボ」を通じ子育て中の親を対象に、カーシェアとレンタカー利用状況を調査した。調査は2024年10月22日~31日に全国の「いこーよ」会員196名へ実施したものである。
結果によれば、過去1年以内にレンタカーのみ利用した家庭は25%、レンタカーとカーシェア両方を利用した家庭は6.6%に上り、合わせて約31.6%がレンタカーを選択。一方、カーシェアのみ利用は1.5%、両方利用を含めても約8.1%にとどまり、レンタカー派が圧倒的多数である。特にクルマ非所持世帯では、過半数がレンタカーかカーシェアを活用している。
また両サービスの利用目的は、「観光」を筆頭とする非日常的な目的が中心だった。レンタカー利用者の約54%、カーシェア利用者の約38%が観光を挙げ、帰省やレジャーはあるものの、日常的な送迎や買い物、通院利用は少数派であった。価格や借りる場所の近さが選択の要因となり、子育て世帯が出費を抑え、移動負担を軽減する手段としてレンタカーが優位に立つ構造が浮き彫りになった。
一方でカーシェアが伸び悩む要因として、手続き面でのわかりにくさやサービス理解の難しさを指摘する声もあった。アクトインディは今後も「いこーよファミリーラボ」を通じ、子育て世帯の現実的なニーズに沿った情報発信とサービス改善に努めていく方針である。