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観光都市の課題:京都市民が感じる観光客増加の影響

投稿日 : 2024.03.28

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出典:HMS

「移動を変え、日常を変え、未来を変える。」をミッションに掲げ、さまざまなモビリティサービス事業を展開するホンダモビリティソリューションズ株式会社(HMS)は、同社が配信する「HMS モビリティジャーナル」最新号にて、観光地における現状の課題とモビリティサービスが提供する価値に焦点を当てた内容を紹介した。

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調査では、日本国内の代表的な観光地である京都市の市民を対象に、そのロイヤリティと観光客受け入れに関する意向を探った。NPS(ネット・プロモーター・スコア)を用いた調査によると、地元京都市民のロイヤリティは「-14.0ポイント」と計測され、観光客に対するロイヤリティ「+32.1ポイント」と比較して著しく低い結果が出た。これは、観光地としての魅力に対する地元住民と観光客の見解に顕著な差があることを示している。出典:HMS

また、京都で暮らすことに満足している人ほど、観光客を歓迎しており、逆に暮らしに不満を抱えている人ほど観光客を歓迎していないという結果も出た。地元住民にとって観光客という要素は、暮らしの満足度に大きく影響しているようだ。出典:HMS

さらに、京都市民が観光客を「歓迎しない」と感じる主要な理由として、「道路や公共交通機関が混雑するから」が85.5%と最も高い割合で挙げられた。バス、電車、タクシー、自動車において、いずれの交通手段も8割以上の人々が混雑を感じていることが報告されており、特にバスにおいては「とても混雑している」との回答が59.2%にも上った。出典:HMS

テキストマイニングによるフリーアンサーの集計からは、「住みづらい」「乗りにくい」「混む」というネガティブなキーワードが多く、京都市民が交通の問題に対してネガティブなイメージを抱いていることが明らかになった。それにもかかわらず、「増やす」「つくる」といった改善への意欲も見られ、観光客と地元民が快適に移動できる方法を模索する意向が垣間見える。

出典:HMS

本調査は、2024年1月19日から1月25日にかけて、京都市在住の20歳~69歳の男女400名を対象に行われた。HMSはこの調査結果を踏まえ、観光業界におけるモビリティサービスの価値提供について今後も情報発信を続け、問題提起を行っていく方針だ。

このように、観光地における交通手段の混雑が地元住民の観光客受け入れ態度に大きな影響を及ぼしていることが示された。最近では、観光客によるレンタカーやマイクロモビリティでの違反や事故が多くなっている。特に、海外からのインバウンドは日本のルールやマナーに不慣れであることが多いためだ。地元住民と観光客が共に快適に過ごせる環境の整備が、観光地にとっての大きな課題となる。

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