(出典:株式会社NEXER)
長距離運転は、旅行や帰省、業務など様々な理由で行われ、その過程には体力や集中力が不可欠である。株式会社NEXERと株式会社アートフレンドAUTOが2024年11月下旬から12月上旬にかけて、全国の運転経験者500名を対象にインターネット調査を行ったところ、一度に501km以上を運転した経験がある人は30.2%に上り、長距離移動が一般的な行為となっている実態が浮き彫りとなった。
(出典:株式会社NEXER)
長距離走行の目的としては「旅行」が45.6%で最多を占めた。その他にも、帰省やドライブ、仕事など幅広い用途が確認された。
(出典:株式会社NEXER)
一方、長時間の運転で最も辛かった点としては、41.2%が「眠気」を挙げ、「身体の疲労」(30.4%)も顕著であった。こうした負担を和らげるため、最長距離を走行した際に82.6%が休憩を取りながら運転し、コーヒーやガム、音楽プレイリストなどを準備することで、集中力維持や事故防止を図っていたことが分かった。
休憩をとる理由は「眠気対策」や「安全確保」が中心で、逆に休憩なしで走行する人は「距離が短い」「早く到着したい」などの理由を挙げた。また、42%が長距離運転前に特別な準備を行っており、携帯トイレやカフェイン飲料、保険確認など、備えの多様性が見られた。
今回の調査結果は、長距離運転が多くのドライバーにとって日常的な行為である一方、睡魔や疲労といった課題が依然として大きいことを示している。年末年始や行楽期に長距離移動が増える中、適切な休憩や万全の事前準備、計画的なルート選びなど、より安全で快適なドライブを実現する取り組みが一層求められるのである。