株式会社DeNA SOMPO Mobilityは、運営しているカーシェアプラットフォーム「Anyca(エニカ)」において、オーナーが事前設定している条件を満たす予約がドライバーから入った場合、即時に予約が確定する新機能「クイック予約」を開始したと発表した。
「Anyca」の従来の予約リクエストでは、オーナーがドライバーと事前に受け渡し場所などの条件をすり合せた上で承認することによりシェアが成立していた。しかし、今回提供開始される「クイック予約」を利用すれば、事前にオーナーが設定した日付、受け渡し場所、ドライバー条件に沿った予約は即時に確定される。これによりオーナーにとって理想的なシェアを簡単に実現できる。
ドライバーがクイック予約を成立させるための条件は、以下の3つ。
- 現在時刻から12時間後以降をシェア期間に設定
- 利用する保険にカーシェアプロテクトを選択
- AnycaKEYの利用を選択していない
また、オーナーが任意で以下のような条件を設定することもできる。
- 予約時の開始時間と終了時間に、0:00~6:59の時間帯を選択していない
- 過去にシェア経験のあるドライバーのみクイック予約を受け付ける(※AOSC等レンタカーの利用はシェア経験に含まれない)
「クイック予約」のオーナー側のメリットは、大きく3つ。1つ目は、ドライバーにダイレクトにアプローチできること。クイック予約を設定したクルマ限定でアプリ内の表示が大きく変わるため、たくさんのドライバーから注目を浴びることができる。オーナーの都合に合わせて、クルマを探しているドライバーにダイレクトにアプローチできるため、より維持費の軽減に繋げられるだろう。
2つ目は、スケジュールを有効活用できること。クイック予約では、急に予定が空いて車を貸し出したいときでも、その日クルマに乗りたいドライバーとすぐにマッチングすることが可能になる。これにより、オーナーのスケジュールの中で最も効率的にシェアを増やすことが叶えられる。
3つ目は、受け渡し場所も指定できるため、無理なくシェアが可能なこと。クイック予約では、オーナーが希望する受け渡し場所をドライバーに事前に伝えることができる。ドライバーとの場所の調整が不要なため、無理せずスマートにより多くのシェアを楽しめるだろう。
今後は、クイック予約とクルマの鍵をスマートフォンで開けることができるシステム「AnycaKEY」を連携する予定。これにより、さらにスムーズな予約と非対面でのシェアが可能となり、これまで以上に利便性が高まることが期待できる。