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台湾発・gogoout:新型コロナ後のインバウンド需要を牽引するレンタカー予約プラットフォーム

投稿日 : 2023.05.16

沖縄県

DX推進

新サービス

(出典:gogoout社)

新型コロナウイルスの収束が見え始め、インバウンド需要が再び増加の一途をたどる中、特に注目を集めているのが台湾発のレンタカー予約オンラインプラットフォーム「gogoout」である。ユーザーと事業者双方に利便性を提供するそのビジネスモデルについて紹介する。

gogooutは、2017年に台湾で誕生した。ユーザーがレンタカー事業者や車両を自ら検索し、詳細な情報を比較することなく、予約から決済までを一貫して行えるサービスを提供している。2022年10月には、沖縄で国内初の訪日外国人観光客向けのサービスを開始し、日本市場での存在感を示した。その結果、2023年3月までの毎月売上成長率が150%と、驚異的な成長を遂げている。この成功の要因は、ユーザーと事業者への優れたサポートにある。

まず、掲載されているレンタカー事業者はすべてgogooutがパートナーシップを結んだ認定事業者であり、その大部分が新車から5年以内の状態の良い車両を供給している。中国語・英語による説明で、ドライブレコーダーやGPSの有無、保険の適用範囲、事業者の所在地などが一覧表示されており、さらに予約保証や返金制度もあるため、ユーザーは安心してサービスを利用することができる。

さらに、レンタカー事業者にとっても大きなメリットを提供している。多様化する決済方法への対応や、メール通知、車両管理などのデジタルトランスフォーメーションを支援している。加えて、独自のブラックリストシステムによるリスク回避を可能にし、レンタカー事業者のサービスの質向上や深刻な人材不足の解消にも貢献している。特に、地方都市の小規模レンタカー事業者でも、言語の壁を気にすることなく安全・安心なサービスの提供が可能になり、車両の回転率向上や地方へのインバウンド旅行の促進にも寄与している。

実際の声として、ユーザーは「手配できる車両数の多さ」「価格の合理性」「決済のしやすさやスムーズな予約のやり取り」を評価している。一方の提携事業者からも「言語が違っても迅速にサポート対応してもらえる」、「管理システムが簡単で使いやすい」といった声が寄せられている。

gogooutの急成長は、その画期的なビジネスモデルと、ユーザーと事業者の両方に対する強力なサポートによるものである。今後は、100社を超えるレンタカー事業者と新たな提携を行い、6月には九州でもサービスを開始する予定だ。これにより、gogooutは訪日外国人観光客とレンタカー事業者の架け橋となるだろう。

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