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クラリス社 iPadを活用してレンタカーの業務管理をサポート

投稿日 : 2022.05.04

DX推進

ソフトウェアメーカーのクラリス社が、レンタカー会社に自社の開発したソフトを提供し、従業員の生産性を向上させたというDX(デジタルトランスフォーメーション)事例について解説する。

クラリス社はアメリカに本社を置くAppleの子会社で、コンピュータソフトウェアを開発・販売しており、現在、オーストラリアのレンタカー会社「エイコーン・レンタル」に顧客管理ソフト「FileMaker(ファイルメーカー)」を提供中だ。

エイコーン・レンタルは過失なしで事故にあった人に無料でレンタカーを貸し出すサービスを行っており、250以上の拠点からオーストラリア全土に配車している。エイコーン社では、上記のFileMakerをインストールしたiPadを業務に採用して以降、従業員の生産性が飛躍的に向上したという。

まず、従来の紙と複写伝票に直接記入する方式からiPadに入力する方式に移行したことで、書類作業の手間が激減した。また、iPadに内蔵されたGPS機能によって利用客や車両の状況、位置、トラブルなどがすべてリアルタイムでサーバーに入力できるため、配車が迅速に行えるようになったという。

企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を阻む壁の一つは、従業員のITスキルの格差だ。そのため、電子機器の操作に不慣れな人でも直感的に操作できることが重要となる。FileMakerの強みは「操作に必要な専門知識が少なく、初心者向き」という点にある。プログラミング(コーディング)の手間がかからず、SNSなど外部ツールと連携できる汎用性の高さも、本ソフトの魅力だ。また、iPadなどの端末にインストールして外出先でも使用できる「FileMaker Go」も開発されている。現在、クラリスジャパンの公式HPではFileMakerの無料評価版を配布中だ。

Claris FileMaker でビジネス App(業務アプリケーション)を構築 — Claris

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