タイムズモビリティ株式会社と東武鉄道は連携して、カーシェアリングと鉄道を組み合わせて利用することで割引を行う「交通系ICレール&カーシェア」サービスを提供している。
具体的には、交通系ICカード「PASMO」を利用して東武鉄道の対象駅まで乗車した後に指定のカーシェアリングステーションで「タイムズカー」を利用した場合に、「タイムズカー」の利用料金が220円優待されるという内容。
駅からの二次交通としてのカーシェアリングサービスの拡大に取り組んでいるタイムズモビリティと、駅を中心に時代やニーズに応じた生活サービス支援事業の展開を図る東武鉄道、両社の狙いを同時に達成できるサービスと言える。
対象のステーションは現在以下の5駅。今後、東武鉄道が沿線に保有する駐車場への車両の配備を積極的に進める予定だという。
- 竹ノ塚駅
- 新田駅
- 東武動物公園駅
- 豊四季駅
- 高坂駅
利用料金優待方法は、対象駅までPASMOを用いて東武線で移動し、自動改札機をPASMOで出場、指定ステーションの対象タイムズカー車両にて、「レール&カーシェア」優待手続きを行う。具体的には、タイムズカー会員カードで個人認証後、カーナビのTimesCarメニューから、「レール&カーシェア優待」を選択、車両カードリーダーに対象駅出場時に使用したPASMOをタッチすることで、自動的に220円の割引がされた優待料金へ変更される。
タイムズカーでは、JR線や小田急線、京急線をはじめとする他の路線においても、同様の割引サービスを幅広く展開している。今後、カーシェアの普及がより進めば、さらなるサービスの拡大も見込まれるだろう。