レンタカー特化型メディア

トップ > DX推進 > 「eemo(イーモ)」とは?小田原・箱根のEV特化型カーシェアサービスを紹介

「eemo(イーモ)」とは?小田原・箱根のEV特化型カーシェアサービスを紹介

投稿日 : 2022.03.09

神奈川県

DX推進

株式会社REXEVは、電気自動車カーシェアリングサービスの「eemo(イーモ)」を運営している。

(出典:eemo)

eemoは、環境に優しい電気自動車の普及と再生可能エネルギーの普及を目指して2020年6月より開始されたカーシェアリング・サービス。車を貸し出すだけでなく、貸し出されていないEVは電力の調整力として電力需給調整などに活用される。

eemoは小田原市および湘南電力との協定のもと「EVを活用した地域エネルギーマネジメントモデル事業」のひとつとして展開が開始された。再生可能エネルギー利用の最大化と電力の安定化を目指す。小田原市とは防災に関する協定も結び、災害時にはEVを電源として利用し、避難所などでの電力供給を無償で行うとされている。

事業開始当初のステーション数は9つで、全てが小田原周辺に置かれた。しかし1年後の2021年6月には、設置エリアを箱根、湯河原、開成/松田/南足柄まで拡大し、その数は27ステーションに上り、合計47台のEVが稼働している。今後は神奈川県西部以外へのエリア拡大も検討されており、2022度末までには100台まで増車する計画。

会員数も順調な増加を見せている。2021年6月時点で会員数は1,000名を突破。利用者層は10代〜60代と幅広い。

eemoの利用は、予約から返却までをインターネットで完結できる。免許証、クレジットカードを登録して入会した後は、専用アプリから最寄りのステーションを検索、車両・利用時間を選んで予約する。

乗車時もアプリで解錠操作が可能。車内のキーボックスからキーを取り出し、充電プラグをはずして運転開始する。返却もキーボックスにキーを戻し、アプリで施錠するだけで完了する。

料金体系については、利用料金の単価が安く設定される「いつも使いプラン」と、利用料金が高く設定されているものの、最低利用料金がかからない「たまに使いプラン」の2種類が用意される。ユーザーは利用頻度や用途に合わせて、コストを見ながら選択できる。

関連記事